使いやすいサイトってどんなサイト？
Web担当者であれば、使いやすいサイト、わかりやすいサイトを作らないといけないという意識があると思います。しかし、どのようにすれば使いやすくなるか、どう書けばわかりやすいのか、ということのイメージが沸かないことも多いと思います。
こんな疑問に応えてくれるのが、トライベック株式会社という会社が毎年実施している「Webユーザビリティランキング」です。
2023年は、全15業界150のサイトをユーザビリティを5評価軸、全115評価項目で評価しています。150社のランキングを上から眺めていくだけでも参考になるのですが、私のおすすめは「業界別ランキング一覧」の方です。「業界別ランキング一覧」と書かれたタブをクリックすると、各業界別のランキングが表示されます。
たとえば「商社・流通・小売」の業界であれば、2023年はファミリーマートが83.97点でトップになっています。これに対して同業のセブンイレブンは66.60点で8位です。そこで、この2社のサイトを実際に見比べてみるのです。「スイーツ商品にどのようなものがあるか知りたい」、「お問い合わせフォームから問い合わせをしたい」など実際にサイトを使用するユーザーを想定してサイトを見てみます。そうすると、このように点が開いている理由が見えてくるかもしれません。
UX（ユーザーエクスペリエンス＝ユーザー体験）は、しっかりとした理論があり、分厚い教科書も存在する分野です。ただ、理論を学ぶことも大切なのですが、実際に事例を見ると「使いやすさ」とはどういうことかということについて、具体的なイメージがわきます。
なお、このサイトのユーザビリティランキング 動画一覧のページでは、ユーザービリティの評価基準・評価方法も解説されています。ゆっくり見たい場合は、評価基準等が記載された資料のダウンロードも可能です。ぜひ参考にしてみてください。